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人生修正コラム「忘れること」 

「忘れること」 −2007.8.7号−

なかなか難しい問題というのは人生につきものです。会社、生活の中で日々直面するこの問題にストレスを感じる人も多いと思います。みなさんはこんなときどうしますか?

いいストレス解消法をもっている人は、それを実行するのがいいでしょう。趣味のテニス、友人と飲んで騒ぐなど。しかし、みんながみんなこのような解消法を持っているわけではありません。またこのような解消法が効かないこともあるでしょう。

そんなときはこの言葉を思い出してください。
「どうにもならないことは、忘れることが幸せだ」

これはドイツの諺です。忘れることを普段はいいことではないですが、こんなときは素晴らしい能力となります。人間に与えられた大切な能力なんですね。

でも忘れるとはどういうことでしょうか?
よく、頭を空っぽにするという表現をしますね。つまり「無」にするということです。東洋には、西洋とは違い「無」の思想があります。西洋の哲学は「有」、つまり「存在」を追及してきたところがあるので、その点はひとつ違うところですね。ですから、西洋の何人かの哲学者は、日本に来てその思想に感銘をうけ、吸収しています。

またその「無」を自分の能力に結び付けようとしている人もいます。将棋の羽生名人も試合の休憩時間、また試合会場へ向かうときなどには頭を「無」にすることを心がけるそうです。

これは私たちの能力を生かすことと何か関係がありそうですね。もちろん、完全に「無」にすることは難しいでしょう。でもいろいろなレベルで忘れる方法はあります。例えば、日常生活でも、全く別のことをやり、ある程度忘れた後に再度してみると、全く新しい観点が出てくることがありますね。このようなリセット効果をあえて心がけるのもいいかもしれません。また忘れるというのは、先入観を捨てるということでもあります。まあ「思い込み」ですね。

これに結構振り回されませんか。仕事や人間関係ではよくあると思います。従って、一旦忘れること、先入観に囚われがちな能力も開花できるのではないでしょうか。自分の潜在能力を活用して新しい力を引き出せるかもしれません。

では、忘れるための具体的な方法は?それはもちろんいろいろありますが、忘れるためには、意識的に忘れるのもいいですが、寝てしまうのも一つの方法です。よく寝て、よりよく忘れて、すっきりさせる。忘れるって悪いことばかりじゃないですね。



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