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人生修正コラム「環境があなたの効率を左右している?」 

効率を維持するためには“集中できる環境”をつくること!
−2007.5.22号−

あなたは環境を工夫していますか?

組織で働く会社員(ビジネスマン、ウーマン)に比べて、フリーのアーティストなどは、自由な時間がたっぷりあるからうらやましい…。そんな思いを抱いている人は少なくないようです。でも一部の人を除けば、常に時間不足と闘っているのが現実です。

会社員は、タイムカードで目に見えない縛りをかけられていますが、逆に、それ以外は自由時間ともいえます。しかし、フリーの人間は、職種はともあれ、極端な表現ですが、1日24時間、作品のことを考えているものです。

作品の出来が心配で、夜中に悪い夢を見て飛び起きた、じっとりと嫌な汗をかいていた…、そんな人も少なくないようです。何の保証もないフリーランサーは、精神的に、時間的には追い詰められているものです。

環境を整えると時間が濃くなる?

それでは、慢性的な時間不足のなかから、どうすれば評価される作品を生み出しているのでしょうか? アーティストによって違いはありますが、基本は、集中力を高めるところにあるようです。その手法も、アーティストだけに個性的、ときに奇抜で様々ですが、共通の要素があります。それは「環境を整える」ことです。簡単で効果的なのは、自分が集中力を高めることのできる「部屋作り」をすることです。

江戸川乱歩は、日本の推理、怪奇小説の代表的な作家ですが、原稿を執筆する部屋は、壁に不気味なお面がかかっていたり、異形の置物があったりと、まるでお化け屋敷のようでした。乱歩は、独特の雰囲気を部屋に漂わせることで、小説を執筆するための集中力を高めていたわけです。おそらく、部屋の中にいる乱歩は、外にいるときの時間の何倍も濃密な、充実した時間を過ごしていたのではないでしょうか。

普通、自分で集中しようと思っても、「集中しなければならない」ということに意識が向かい、本当の意味での集中ができないことが多いものです。不眠症の人が、眠ろうとすればするほど意識が昂揚し、ますます眠れなくなるのと同じです。その意味では、環境を変えて、自然に集中力を高めるように持っていくのは、理にかなった方法と言えます。スタジオに、ベッドをはじめ、鍋や食器などの生活用品、食料品を持ち込み、2週間も3週間も閉じこもって作曲をするミュージシャンも珍しくありません。

環境が自分の能力を左右しているかも知れない?

私たちの住む日本を含めた先進諸国はコンピュータ万能で、人間も、肉体より頭を優先しがちです。しかし、近年、人間は脳が肉体を支配しているのではなく、肉体に脳が支配されている面も無視できないとする専門家の意見が注目されています。当たり前ですが、人間も生物です。そのため、最終的には肉体が基本になっているという考え方です。「病気」は「気の病」と言われますが、実際には身体の不調が精神を乱すことは多く、身体が精神を左右するのも間違いありません。この意味で、「集中しよう」と頭で意識するのではなく、集中できる環境に肉体を置き、そこから集中力を引き出す方法は注目していいと思います。


【Point】→ 部屋の模様替えほど大規模なものではなくても、「これがあれば集中できる」と「思い込むことのできる」グッズを探してみるのも方法です。女性の場合は、好きな指輪やペンダント、ピアスなどを身に付けるだけでも効果が出てくることがありますし、男性なら筆記用具や時計、ライターといったところでしょう。それぞれ、自分の趣味に合ったものを見つけて活用すると、想像以上に効果が出てくることがあります。また、恋人の写真や、既婚者ならパートナー、家族の写真をお守りのように持ち歩くのもいい方法です。どちらにしても、難しく考える前に、小さなこと、できることから実行してみてください。



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